同性へのセクハラ事件で国家代表選手村(忠清北道鎮川郡)から追放されたショートトラック国家代表の林孝俊(イム・ヒョジュン、23)が、資格停止1年の懲戒処分を受けた。

 大韓スケート競技連盟は8日、管理委員会会議を開催し、社会的物議を醸した林孝俊に対し、資格停止1年の懲戒を決定したと発表した。

 スケート連盟は、被害者と加害者の供述、選手村の監視カメラの映像などを総合的に検討した結果、林孝俊の行動がセクハラと判断されると明らかにした。これにより、林孝俊に対してスポーツ公正委員会の規定第27条および第31条を適用し、資格停止1年以上3年未満の重懲戒を下すことを決めた。

 スケート連盟はまた、林孝俊が被害者と合意できていないものの、セクハラの事態について反省している点とこれまで国家代表として活躍してきた功績を考慮し、最終的に資格停止1年の処分を決定した。

 林孝俊は今年6月、国家代表選手村でロッククライミングのトレーニングを行っている途中、代表チームの後輩選手のズボンを下ろし、これがセクハラだと告発された。選手村は最近、選手村内の綱紀を乱す大小の事件を相次いで起こしているショートトラック代表チーム全員に対し、選手村を1か月間退村させる措置を下している。

 林孝俊は昨年開催された平昌冬季五輪で、男子1500メートルで金メダル、同500メートルで銅メダルを獲得。今年3月に行われたスピードスケート・ショートトラック世界選手権大会では4冠王となり、個人総合優勝を果たした。

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