▲写真=NEWSIS

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が6月29日に主要20カ国・地域(G20)首脳会議での日程を終えて大阪から韓国へ戻る際、日本の随行団は見送りに来なかったことが分かった。南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使夫妻や呉泰奎(オ・テギュ)駐大阪韓国総領事夫妻など、韓国の関係者だけがやって来て文大統領を見送った。空港にはレッドカーペットも敷かれていなかった。

 今回G20会議の議長国を務めた日本は、公式訪問の形で日本を訪れた国を除き、単にG20首脳会議出席のため日本を訪れた国の首脳には日本側関係者の空港での見送りやレッドカーペットなどを提供しないと決めた。安倍晋三首相と2国間会談を行わない文大統領にも、この基準に基づき、特に儀典は提供されなかったのだ。

 韓国外交部(省に相当)の関係者は30日、「多国間会議の際は物理的な条件により、議長国が平素よりも低い段階の儀典にとどめたり省力化したりするケースがある。国際慣例に基づき容認している部分」と語った。また外交消息筋は「日本が文大統領を歓待したとは言えないが、結局はこれも首脳会談不発という外交的失敗の結果であって、不必要な論争が続いている」と指摘した。

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