ソウル市の漢江公園では今後、出入り口を閉めた状態の「密室テント」を設置した場合、300万ウォン(約29万5000円)の過料が科される。また、公園内の指定された場所にしかテントを設置できず、午後7時には撤去しなければならない。

 ソウル市漢江事業本部は21日、市内の汝矣島、盤浦、二村など漢江公園11カ所におけるテント管理対策を発表した。公園利用者が2008年の年間4000万人から2017年に7500万人に増えたことで、テント関連の苦情も相次いでいるという。市関係者は「閉ざされたテントでの『愛情行為』でアノ音が気になるという苦情が多い」と話した。

 これまではテントを自由に設置することができたが、22日からは規制が大幅に強化され、テント設置は指定場所に限られる。テントの大きさは縦横2メートル以内である必要があり、4面のうち2面以上を開放しなければならない。テントを設置できる時間も当初の午後9時までが午後7時までに2時間前倒しされる。市関係者は「未成年者がテントを利用して不適切な行為をしているという一部市議からの指摘があった。テントの設置を認めたのも当初は太陽光線を避けるためだったので、日没以降は撤去を求めることにした」と説明した。

 市が定めた規則に従わなかった場合、初回摘発で100万ウォン、2回目で200万ウォン、3回目で300万ウォンの過料が科される。現行河川法によると、特別・広域市長や道知事が禁止する地域でキャンプや炊事などを行った場合、最高で300万ウォンの過料を科すことができる。市は22日から237人の取り締まりチームを動員する。これまで1日4回だった取り締まりも8回に増やす。市関係者は「最初は案内や指導を強化し、やむを得ない場合にのみ過料を科す」と説明した。

ホーム TOP