大統領府「フェイクニュース対応」の6時間後に

担当者「文大統領の仲裁役を強調するため」と説明

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領訪米に関する報道で、文大統領の写真の下に北朝鮮国旗を出して物議を醸した聯合ニューステレビが11日、該当の報道責任者を解任した。韓国大統領府は江原道の山火事があった日の文大統領の行動に関するフェイクニュースなどに対して強く対応すると言ってから6時間後に聯合ニューステレビがこのような措置を取ったものだ。聯合ニューステレビは同日午後、該当のイという報道局長を解任し、報道局勤務にするという人事命令を出した。また、キムというニュース総括部長兼審議室長も役職なしの審議室異動という発令を出した。聯合ニュース・聯合ニューステレビの趙成富(チョ・ソンブ)社長は同日、社内掲示板で、「同様のミスが繰り返されないよう刻苦精進する」と述べた。聯合ニューステレビは10日午後のニュースで、韓米首脳会談に出席するため米国に向かった文大統領について報道した際、文大統領の写真の下に北朝鮮国旗を、ドナルド・トランプ米大統領の下には星条旗(米国国旗)のグラフィックスを入れた。この編集担当者は「文大統領が米朝対話の仲裁役をするため米国に向かったということを強調しようと、このようなグラフィックスを入れたものだ」と説明したとのことだ。

 一方、大統領府は同日、江原道の山火事があった日の文大統領の行動をめぐる疑惑提起に関連して、「盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長名義で本事案について告発を行う予定だ」と明らかにした。大統領府が指摘した「フェイクニュース」とは、山火事が発生した4日夜、文大統領が「新聞の日」の行事終了後に報道機関の社長と酒を飲んだなどという内容のものだ。

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