平昌冬季五輪の開会式に出席するために韓国を訪れた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長をめぐり、各種行事で見せた態度が関心を集めている。金与正氏は10日に韓国大統領府(青瓦台)を訪れた際、肩を張り背筋をピンと伸ばして入っていった。また、前日の平昌五輪開会式の会場で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と握手した際にも、文大統領より一段高い位置にいながらも、腰をピンと伸ばしたままだった。このため最初は手を握ることが出来ず、一歩前に出てから握手した。一部では「椎間板ヘルニアを患っているのではないかと思われるほど不自然だった」との声も聞かれた。

 金与正氏はまた、仁川空港に到着した際、一貫して顔をやや上げて視線を上の方に向けていた。10日に青瓦台を訪れた際も同じだった。このように堂々とした態度を取り続けた金与正氏だが、文大統領と対面するために立ち上がった際には、ハンドバッグを落とすという「ミス」もあった。このとき腰を曲げてバッグを拾おうとしたが、拾うのが困難なように見えた。金与正氏の随行員が驚いて駆け寄り、バッグを拾った。その後、文大統領が握手を求めると、再び背筋をピンと伸ばした。金与正氏は10日夜に江陵で行われた夕食会では、コートを脱いで椅子に慎重に座った。このとき、細い体の割に腹部が目立って出ている様子がカメラに捉えられた。このため「与正氏は妊娠しているのではないか」との見方も出た。数年前には金与正氏の結婚説が流れている。

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