大韓航空機爆破事件(1987年)の実行犯だった金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚(55)が23日、米CNNテレビのインタビューで、北朝鮮の平昌冬季五輪参加など最近の状況について「北朝鮮は難局を乗り切るために韓国を利用しているだけだ。騙されてはならない」と指摘した。

 金元死刑囚はインタビューで「五輪によって南北が和合するように見えるときほど、北朝鮮が何をする可能性があるのかよく考えることが重要だ」と述べた。また「私は北朝鮮が犯したテロの生きた証拠」だとして「韓国はイデオロギーと思想という側面ではいまだに戦争中」と指摘した。さらに「(大韓航空機爆破テロの)任務は88年ソウル五輪を妨害するためのものだった」と話した。

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