国際総合
日本の東大寺に続き万里の長城にもハングル落書き、中国ネット激怒
中国の万里の長城で、ハングルで書かれた落書きが見つかった。この落書きを写した写真がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて広まり、中国で強い批判の声が上がっている。
中国共産党の機関紙「人民日報」の姉妹紙「環球時報」が、この落書きの写真を中国版ツイッター「微博(ウェイボー)の自社アカウントに投稿すると、多くの中国人から「文化破壊行為だ」と怒りの反応が寄せられたという。香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が17日付で報じた。
写真は万里の長城で最も観光客の多い八達嶺エリアで見つかった落書きを撮影したもので、ハングルで「イジェハ」と書かれていた。SCMPによると、「環球時報」が写真をウェイボーに投稿した直後、6000件以上の書き込みが寄せられたという。
中国のネットユーザーは「罰金を引き上げるべき」「どの国にもこういう種類の人間はいる」などの反応を見せた。
万里の長城に落書きをした場合、最高で500元(約8200円)の罰金が科せられる。
今月9日には日本の国宝で国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産にも登録されている東大寺でもハングルの落書きが見つかり、日本の警察が捜査に乗り出している。