帰宅途中の女子大生が. バス2台とタクシーに立て続けにひかれて死亡するという事故が起こった。ソウルの永登浦警察署は5日、20歳の女子大学生をひいたにもかかわらず事故後の措置を取らなかった容疑(事故後未措置)で、54歳のバス運転手を書類送検したと発表した。また、この女子大生を轢いた別のバスの運転手とタクシーの運転手についても、安全運行不履行の容疑で書類送検した。

 警察によると、この女子大生は4月27日夜、知人らと一緒に酒を飲み、タクシーに乗って帰宅する途中、木洞橋の下り3車線道路で突然ドアを開けてタクシーを降りた。当時、タクシーは時速5キロ以下で徐行していたという。タクシーを降りた女子大生は、3車線の道路を横断しようとしたがバスにはねられ、反対車線まで弾き飛ばされた。そこに54歳の運転手が乗務するバスが走ってきて女子大生をひき、さらに後続のタクシーも女子大生をひいた。女子大生は、このタクシー運転手の通報で梨花女子大木洞病院へ搬送されたが、28日午前1時ごろ死亡した。警察側は「最初のバスの運転手と最後のタクシーの運転手は、事故後に車を停めて事故後の措置を取ったが、2台目のバスの運転手は事故後もそのまま走り続けたので、さらに容疑が重い」とコメントした。この運転手は、警察の取り調べに対し「物をひいたんだろうと思った」と容疑を否認したという。

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