社説
【社説】海外サイトで書き込み合戦、韓国人の恥さらし
外国のインターネット・サイトで韓国のネットユーザーたちが朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾をめぐり「書き込み合戦」を繰り広げているという。弾劾宣告日の10日、米放送局CNNのフェイスブック公式アカウントに弾劾賛成派が「誇らしい」と書き込むと、弾劾反対派は韓国語で「そんなことを言うな。××××」と返信した。それ以降、双方はこのサイトで「おまえのような『朴サモ』(朴槿恵大統領を愛する会会員)なんて」「弾劾は従北(北朝鮮信奉者)左派の陰謀」などのひぼう中傷の応酬を続けた。英語で始まったこのケンカは結局、韓国語の「ののしり言葉」で終わった。米紙ワシントン・ポストの公式サイトも同日、こうした書き込みでいっぱいになった。見かねた外国人ネットユーザーたちが「内輪もめは別の所でしろ」「こういうのはブロックできないのか」とサイト運営者に抗議したという。
15日、英放送局BBCのサイトには「貨客船セウォル号沈没事故時、近くに米国の軍艦がいたのに、朴槿恵が救助を断った」と書き込まれた。こうしたデマは既に虚偽だと判明している。しかし、これを事実だと信じた外国人ネットユーザーは「大統領が一言でも話していたらみんな助かったのに」と書いたそうだ。米ホワイトハウス公式ホームページの市民の声を受け付けるページでは、先月から弾劾関連の署名運動が展開されている。昨年もある在米韓国人がこのサイトで「終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備を撤回せよ」という署名運動を行っていた。こんなことは世界のどこにも見られない。
17日には映画のプロモーションで訪韓したハリウッド女優の記者会見で、「韓国の大統領弾劾を知っているか」という質問が飛び出した。韓国に初めて来たその女優は「私を韓国の政治に巻き込むのですか?」と冗談でかわしたが、考えただけでも顔から火が出る。