社会総合
国政介入:週刊誌記者「セックス動画、麻薬事件も飛び出るはず」
インターネットラジオ放送「ナヌン・コムスダ」(ナコムス、「私は小ざかしい」の意)のパネラーとして活動している雑誌「時事IN」のチョ・ジンウ記者(43)が公の席で「崔順実(チェ・スンシル)事件」に関連し、「そのうちセックスに関するテープも飛び出すのではないか」などと発言したことから、「女性蔑視」「暴言」との批判を浴びている。
チュ記者は25日、日本の早稲田大学でタレントの金済東(キム・ジェドン)氏と開いた「トークコンサート」で、「毎日疑惑が浮上している。バイアグラと麻薬成分の疑惑が浮上したのだから、続いてセックスに関するテープと麻薬事件が飛び出すはずで、その次は兵役不正スキャンダルも起きるはずだ」などと発言した。会場には留学生や在日韓国人ら約1000人が詰めかけていた。チュ記者の発言は26日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載され、ネットユーザーから「不適切な発言だ」と指摘を受けた。
一部のネットユーザーは「有名人のセックス動画が今回の事件から目をそらさせるために登場する」という趣旨だとチュ記者を擁護したが、リベラル傾向のコミュニティーでも「『国政介入』という本質とは無関係の発言だ」とか「根拠がない性的デマだ」といった批判が広がった。「事実がないまま、扇動的な発言ばかりしては困る」という意見もあった。チュ記者は先ごろ、ツイッターにも「カネと芸能人ばかりを好む朴槿恵(パク・クンヘ)おばさん」「崔順実はただのおばさん」などと書き込み、「女性蔑視」だと物議を醸した。当時ネット上では、「2人が『おばさん』だから今回の事件を引き起こしたかのような表現だ」「大統領が男性だったならば『おっさん』と表現したのだろうか」といった反応があった。