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競泳男子韓国代表、女子更衣室を盗撮か
ソウル・江東警察署は、競泳韓国代表の練習場がある鎮川選手村(忠清北道鎮川郡)の女子更衣室にカメラをひそかに設置し、女子代表選手たちの裸を撮影した疑いで元競泳男子代表A選手に事情聴取していると26日、明らかにした。
リオ五輪に出場した男子代表B選手も、A選手と共謀していた容疑を持たれており、近く警察の聴取を受ける予定だ。
警察によると、競泳韓国代表として2012年のロンドン五輪に出場したA選手は、13年から選手村の女子更衣室にカメラを設置し、最近まで女子選手たちの裸を撮っていたとされる。A選手は警察に「好奇心からB選手とカメラを設置した。映像や写真はすべて削除した」と話していたことが分かった。
警察は「A選手はこの映像を自分の友人Cさん(男性)に見せ、CさんがA選手の犯行を通報した」と話している。警察は今月初め捜査に着手し、先日A選手の家を家宅捜索してパソコンのハードディスクなどを押収した。A選手は14年の仁川アジア大会や15年の光州ユニバーシアード大会でも韓国代表として出場していた。
韓国代表のある女子選手は「A選手が選手村にカメラを設置し、過去数年間にわたり映像を撮っていたことは今年4月に女子選手たちも知った。B選手が共謀していたといううわさも流れた。しかし、コーチ陣は女子選手たちからこうした話を聞いても『重要な五輪が目前に迫っている』と知らないふりをした」と語った。大韓水泳連盟は今回の事件について「確認中」としている。