韓国で今月4日に抽せんが行われた第1057回ロト宝くじで、2位が特定の販売店に103本集中して話題になった。うち100本は購入日と購入時間が同じだったため、同一人物が購入したとみられる。企画財政部宝くじ委員会事務処が6日、明らかにした。1人当たりの宝くじ購入限度は10万ウォンで1000ウォンの宝くじを100枚まで購入できる。
今回の抽せんで2位は664本だったが、103本がソウル市東大門区旺山路にある宝くじ販売所で出た。2等の当せん金は689万5880ウォン(約72万2000円)で、100本で6億8958万8000ウォンとなる。200万ウォン超過分に22%(3億ウォン以下の部分)と33%(3億ウォン超過分)の所得税がかかり、税引き後の当せん金は4億9568万3960ウォンになる。
通常2等の当せん本数は100件未満だが、特定の販売店に100本を超える当せんが集中したことについて、インターネット上では「抽せんに不正があったのではないか」と指摘されていた。これについて、企画財政部は「抽せんは土曜日の午後8時半からに全国に生中継され、放送前に警察官と一般人の立ち会いで抽せん球の重さ、大きさなどを事前点検しており、不正はあり得ない」と話した。
当せん番号が判明した直後、宝くじ発売端末機を操作して当せん宝くじを後から発券したのではないかという疑惑についても、「放送前の土曜日午後8時ちょうどに発売サーバーを遮断する」と説明した。
鄭錫愚(チョン・ソクウ)記者