歌手ユ・ヒヨルが日本音楽界の巨匠・坂本龍一の曲を盗作したことを認めて謝罪した。
ユ・ヒヨルは14日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」の所属事務所「アンテナ」公式アカウントで、「『ユ・ヒヨルの生活音楽』プロジェクトの2番目の曲『とても私的な夜』と坂本龍一氏の『Aqua(アクア)』が類似しているという情報提供があり、これを検討した結果、曲のメインテーマが十分類似していることに同意することになりました」と述べた。
「ユ・ヒヨルの生活音楽」はユ・ヒヨルが昨年8月から進めてきたプロジェクトで、 『日曜日の午後』『とても私的な夜』『夕食の約束』など8曲と演奏用楽譜集が収録されたLPが今月リリースされる予定だった。
ユ・ヒヨルは「長年にわたり最も影響受け、尊敬しているミュージシャンなので、無意識のうちに私の記憶の中に残っていた同様の進行方式で曲を書くようになりました」「発表時、私の純粋な創作物と考えましたが、2曲の類似性は認めざるを得ませんでした」と説明した。
そして、「十分に確かめず、多くの方々を失望させたことに対して謝罪の言葉を申し上げます」「何よりも坂本龍一先生とファンの方々を不愉快にさせたことに対しておわび申し上げます。長年のファンとして、坂本先生の健康状態が極めて良くないことにいっそう胸を痛めています」と述べた。
ユ・ヒヨルは「数週間前、(動画共有サイト)ユーチューブで類似性を指摘するコメントがありましたが、アンテナ(所属事務所)の対応で故意に漏れ落ちたという話は、検討の結果、事実とは異なり、誤解が生じていることをご説明し、何とぞご理解いただきたいと思います」「情報提供を通じてさらに大きな汚点を残さないようにしていただき感謝申し上げます」としている。
ユ・ヒヨルは「LPリリースを延期し、坂本氏側と連絡して著作権関連の問題を整理します」「久しぶりに出す曲を待っていた方々を失望させてしまい、あらためておわび申し上げます」と謝罪した。
オ・ギョンムク記者