男子フィギュア羽生、五輪3連覇に挑む

男子フィギュア羽生、五輪3連覇に挑む

 日本の男子フィギュアスケート界のスター・羽生結弦(27)が五輪3連覇に挑む。26日に終わった全日本選手権で1位になり、38日後に迫る2022年北京冬季五輪への出場権を手にした。優勝時の得点は322.36点(ショートプログラム〈SP〉111.31点+フリー211.05点)。2位は宇野昌磨(295.82点)、3位は鍵山優真(292.41点)だった。

 羽生は2014年ソチ冬季五輪で初めて五輪の金メダルを獲得、2018年平昌冬季五輪でも金メダルを手にした。冬季五輪フィギュアスケート男子3連覇は、スウェーデンのギリス・グラフストローム(1920年・1924年・1928年)だけだ。2連覇は羽生を含め3人いる。

 羽生は右足首の靱帯(じんたい)を痛め、今シーズンのグランプリ(GP)シリーズに2回とも出場しなかった。だが、全日本選手権に合わせて調整し、通算6回目の優勝を果たした。

 特に26日のフリーでは12の課題の中で最初にクワッドアクセルを試みた。前を向いてジャンプして4回転半して着氷するジャンプだ。国際スケート連盟(ISU)が決めた基礎点は12.50点。すべてのジャンプの中で最も配点が高いが、実戦で成功した選手はいなかった。

 羽生は、この前人未到の超高難度ジャンプを試みたということだけでも話題を集めた。結果は失敗だった。回転数が0.5回以上足りず、基礎点8.0点のトリプルアクセル(3回転半)にダウングレード判定された。しかも両足着氷でGOE(出来栄え点)も3.89点削られ、4.11点にとどまった。

 しかし、その後4回転ジャンプ3本を含め、すべての課題を見事にこなし、自身のフリー公認最高点数(212.99点)に迫る高得点を出した。羽生は北京五輪で米国のネイサン・チェン(22)らと金メダルを競う見通しだ。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

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