華為のスマホ、サムスンのギャラクシーに酷似

 中国のスマートフォンメーカーが今月に入り、サムスンのフォーダブルフォン(折り畳みスマートフォン)に酷似した商品を相次いで発売している。23日に華為(ファーウェイ)が発表した貝殻状のデザインのフォーダブルフォン「P50ポケット」は「ギャラクシーZ3フリップ3」に似ており、OPPO(オッポ)が15日に発表した初のフォーダブルフォン「Find N(ファインドエヌ)」はサムスンの「ギャラクシーZ3フリップ3」のように内側に畳める構造だ。華為から分社化したスマートフォンブランド「Honor(オナー)」が最近シルエットを公開した「マジックV」もサムスンの「フォルド」シリーズを連想させる。

【写真】「商品がなくて売れない」 ギャラクシーZフォールド3&ギャラクシーZフリップ3が中国で人気

 中国のスマートフォンメーカーは2019年、サムスンが最初にフォーダブルフォンを発売した際、「グローバルスタンダードにはならない」と批判。一方、同じ年に華為は内側に畳むサムスンの「フォルド」とは異なり、外側に畳む「メイトX」を発売した。しかし、サムスンのフォーダブルフォンが昨年以降、世界のフォーダブルフォン市場で85%以上のシェアを占めると、「サムスン追随」に転じた。

 中国のフォーダブルフォンは巨大な自国市場を背景として、容易に世界シェアを高められるとみられている。華為のP50ポケットは米国による制裁の影響で5Gに対応していないにもかかわらず、発売翌日に予約が100万台を突破した。OPPOのFind Nはサムスンからディスプレーの供給を受けているが、ヒンジ部分を改良し、価格は「ギャラクシーフォールド3」よりも50万ウォン(約4万8000円)安い。米ITメディア「サムモバイル」は「中国メーカーは2年以内にフォーダブルフォンのトップメーカーであるサムスンとシェアが並ぶか追い越す可能性がある」と予想した。

イ・ボルチャン記者

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  • ▲サムスン電子の「ギャラクシーZ3フリップ3」ビースポークエディション(左)と華為の「P50ポケット」

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