弾道ミサイル潜水艦を建造した大宇造船がハッキング被害、北の犯行か

 韓国海軍の潜水艦や駆逐艦など主力艦艇を建造している大宇造船海洋が最近、北朝鮮と推定される勢力からハッキング攻撃を受けたことが29日までに分かった。情報消息筋によると、軍事機密の流出など被害の状況を把握するため防衛事業庁(防事庁)、国家情報院(韓国の情報機関)、軍事安保支援司令部(韓国軍の情報部隊)などが合同調査を繰り広げているところだという。

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 こうした事実は、28日に行われた国会情報委員会による国家情報院の国政監査の過程で確認された。保守系最大野党「国民の力」所属で情報委の野党側幹事を務める河泰慶(ハ・テギョン)議員は「(朴智元〈パク・チウォン〉)院長が慨嘆しつつハッキング問題に言及した。ハッキングに3回遭った企業があり、そこは防事庁の所管企業」と語った。

 大宇造船海洋は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載する韓国海軍初の3000トン級潜水艦「島山安昌浩」を建造した韓国屈指の防衛関連企業。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も先月15日、島山安昌浩のSLBM試射を視察している。今回のハッキングは2016年と今年初めに続いて3回目だ。

李竜洙(イ・ヨンス)記者
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