ランサムウェアで200万ドル荒稼ぎ…韓米協力で拘束されたハッカー、米国で初出廷

ランサムウェアの配布など全ての容疑が認められれば最大で懲役60年

 米ホワイトハウスは韓国、英国、日本などの同盟国や友好国など30カ国と共に「ランサムウェア対応イニシアチブ会議」を遠隔で開催する方針を先日発表するなど、サイバー犯罪への対応を重視する姿勢を示しているが、このような中で韓国と米国が協力して検挙したハッカーが米国に引き渡され、現地で最初の裁判が開かれた。ランサムウェアとは身代金(ランサム)とソフトウェアの合成語で、サイバー攻撃によって重要ファイルを暗号化して使えないようにするものだ。犯罪組織はこれを使えるようにする見返りに金品を要求する。

 米法務省は28日(現地時間)、ロシア出身のウラジミール・ドゥナエフ容疑者(38)がオハイオ州の北部連邦裁判所にはじめて出廷したことを明らかにした。ドゥナエフ容疑者は世界的なサイバー犯罪組織「トリックボット・グループ」に加担した疑いで逮捕された。「トリックボット・グループ」はコンピューターウイルス「トリックボット」を開発したことで知られている。ドゥナエフ容疑者は今年6月2日、米法務省からの緊急の犯罪人引き渡し請求を受けた韓国政府当局により仁川国際空港で逮捕された。一審制の犯罪人引渡し審査を経てソウル高裁が引渡しを許可し、今月20日に米国に移送された。

■「アジア・パワー指数」1位は米国、韓国7位…日本は?

ワシントン=金真明(キム・ジンミョン)記者
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