民労総(全国民主労働組合総連盟)貨物連帯が24日、忠清北道清州市のSPC三立清州工場で二日目の違法集会を開いた。労組員およそ300人が工場前の正門を塞ぎ、集会を禁止した清州市の行政命令を破って集会を強行した。労組員らは前日、夜を徹して工場に立てこもり、マスクを外して集まって座り、酒も飲んでいた。警察や市庁関係者らがその様子を見ていたが、「深夜酒盛り」を制止することはなかった。
民労総貨物連帯は前日午後、世宗市のSPC三立世宗工場にて組合員およそ1000人が出席する大規模集会を予告したが、警察の阻止により集会に出席したのは100人程度だけだった。残りの組合員およそ300人がSPC三立清州工場へ移動し、違法集会を続けた。
警察は、この集会がソーシャルディスタンス第3段階に伴う許容人員(49人以下)を超過し、市の集会禁止命令にも違反したとして強制解散を警告したが、労組員らは集会を強行した。深夜には焼酎やビールを箱ごとテントに移す労組員らの姿が目撃された。彼らはシートを敷いて酒盛りを開き、夜半ごろには酒に酔って「乾杯!」と叫び、大声を上げることもあった。一部労組員は路肩に放尿し、道の真ん中に寝転がって眠る者もいた。
24日午前に出勤した社員らは「車の通行を止めた上に深夜酒盛りまでやって、あんまりではないか」と怒りを爆発させた。付近の工場に通うキムさん(女性、28)は「不当だと言いたいのなら合法的に、他人に被害を及ぼさずに声を上げるべきで、これでは何をしているのか分からない」と語った。