東京五輪で初めて正式種目になったスポーツクライミングで、旭日旗の形をした人口壁が問題になっている。KBSのスポーツクライミング解説者で「クライミングの女帝」と呼ばれたキム・ジャイン氏は写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」の自身のアカウントで8日、「責任者は謝罪しなければならない」と述べた。
問題の人工壁は5日に行われた東京五輪スポーツクライミング男子決勝で登場した。スポーツクライミングは壁をできるだけ速く登る「スピード」、人工構造物からなる壁を制限時間内に通過する「ボルダリング」、壁をできるだけ高く登る「リード」という3種目の合計成績で順位を決める。このうちボルダリング種目の3番目の課題が、日本の帝国主義を象徴する戦犯旗である「旭日旗」を形象化しているというものだ。
事実、該当の課題の壁は全体的に放射状の円形になっている。スポーツクライミングを管掌する国際機関「国際スポーツクライミング連盟(IFSC)はこの壁について「35度の傾斜で傾いた壁にグレーの大きな突出部と小さな黄色のホールド(選手がつかむ部分)で構成された『昇る太陽(旭日)』の形(Japanese rising sun shape)」と描写した。旭日旗の英文名は「ライジング・サン・フラッグ(Rising sun flag)」だ。