韓国は29日、ハンドボール女子グループリーグA組第3戦(国立代々木競技場)で、日本に27-24で勝った。2010年アジア選手権(引き分け)以降、日本との対戦成績は15連勝となった。今回の東京五輪の団体球技で初めての韓日戦勝利だ。
■世界競争力ランキング1位はシンガポール、韓国23位、日本は?
これまでの試合でノルウェーとオランダに負けていた韓国は、日本を相手に初勝利を挙げてムードを変えた。カン・ジェウォン監督は「日本に7-8ゴールくらい差を付けて勝たなければならないと思っていたが、選手たちがとても緊張していた」「今日の勝利をきっかけに、残りの試合もうまく行けば」と語った。
韓国はモンテネグロ戦(31日)とアンゴラ戦(8月2日)を残している。A組に属する6チームのうち上位4チームが決勝トーナメントに進む。ノルウェーとオランダが3勝で首位圏、韓国・モンテネグロ・日本が1勝2敗、アンゴラが3敗だ。
前半30分を12-11で終えた韓国は後半中盤に21-16まで差を広げた。終了3分前に25-23まで追い上げられたが、リュ・ウンヒとチョン・ユラの連続ゴールで勝利を決定付けた。この日、両チームあわせて最も多い9ゴールを入れたリュ・ウンヒ=ハンガリー・ギョリ・アウディETO KC=は「がけっぷちに立っている気持ちで来た。今日勝たなければ決勝トーナメントに行けないと思い、いっそう頑張った」と語った。
バスケットボール女子で韓国(世界ランキング19位)はグループリーグA組第2戦(さいたまスーパーアリーナ)でカナダ(同4位)に53-74で負けた。リバウンドで32-54と大きく後れを取って苦戦した。パク・ジスが15点(11リバウンド・5ブロックシュート)を入れたほか、キム・ダンビとカン・イスルが11点ずつ入れた。韓国はスペイン(同3位)戦に続いて2連覇した。8月1日に行われる第3戦の対戦相手はセルビア(同8位)だ。