李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事は2日、東京五輪組織委員会の独島(日本名:竹島)日本表記論議に関連、「負担があるとしても、歴史的記録も残すことを兼ねてボイコットを検討すべきだ」と述べた。李知事は同日のオンライン記者懇談会でこのように述べた上で、「ただし、一生懸命準備してきた選手たちの将来のこともあるので、国単位で参加するのではない参加方法もある」と言った。
与党・共に民主党の大統領予備選挙で競い合っている丁世均(チョン・セギュン)前首相と李洛淵(イ・ナギョン)前代表は東京五輪の全面ボイコットを主張し、日本に向かってこれまで「毒舌」に近い発言を浴びせてきた。これに比べて、比較的抑え気味のメッセージを出していた李知事だが、大統領選挙出馬を正式に宣言してから初めて東京五輪ボイコット検討を強く主張したものだ。
ただし、李知事は「私を反日的と評する方々がいるが、私は日本を憎んだり、日本国民に対して反感を持ったりしていない」「問題は保守右翼政治集団だ」と言った。韓日関係の解決方法としては、「日本の政界に反省的かつ未来志向的な判断と行動をお願いしたい」と述べた。