韓国女性の家事労働205分、男性は増えはしたものの64分

韓国女性の家事労働205分、男性は増えはしたものの64分

 韓国統計庁は21日、2019年現在で家事労働の価値は490兆9000億ウォン(現在のレートで約47兆6300億円、以下同じ)、韓国の国内総生産の25%に達すると発表した。15歳以上の韓国国民1人当たり年間949万ウォン(約92万円)になる。性別で分けてみると、男女格差がひどい。男性はおよそ521万ウォン(約50万6000円)、女性は1380万ウォン(約133万9000円)だ。家事労働に従事する絶対時間に差があるからだ。韓国の女性は1日205分、男性は64分ほど無給の家事労働を行っている-と統計庁は明らかにした。

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 だが、格差は少しずつ減る傾向にある。10年前の09年の時点では、男性は49時間、女性は223時間の家事をしていた。女性の家事労働時間は男性の4.5倍もあったのが、最近では3.2倍に減少したのだ。統計庁の関係者は「男性は単身世帯や共稼ぎ世帯の増加で家事労働の比率が増加し、女性は食事の準備や未成年者の世話などに投入する時間が減少した」と説明した。

 家事労働を細かく見てみると、「ペットおよび植物の世話」に投じられる労働価値が09年の4兆5000億ウォン(約4370億円)から19年には14兆4600億ウォン(約1兆4030億円)と大きく増えた。一方、核家族化の進展で「成人の世話」に投じられる労働価値は10年前の9兆ウォン(約8700億円)から8兆ウォン(約7800億円)ほどに減った。

金正薫(キム・ジョンフン)記者

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