文大統領「北のミサイルは望ましくない」…北による天安爆沈には言及せず

「西海守護の日」記念式典に出席

文大統領「北のミサイルは望ましくない」…北による天安爆沈には言及せず

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が26日、京畿道平沢市の韓国海軍第2艦隊司令部で開かれた第6回「西海守護の日」記念式典に出席し、「北朝鮮のミサイル試験発射について、国民の皆さんの懸念が大きいことをよく理解している」としつつ、「今は南北米全て、対話を続けていくため努力すべき時」だと語った。「対話の雰囲気に困難をもたらすことは決して望ましくない」とも語った。北朝鮮を糾弾したり、挑発の責任に直接言及したりすることはなく、原則的なレベルで「望ましくない」と言ったわけだ。米国のジョー・バイデン大統領も、北朝鮮の弾道ミサイル発射について国連安保理決議違反だと明確に語ったが、文大統領はこの問題にも触れなかった。これに先立ち文大統領は、昨年の「西海守護の日」記念式典では「北朝鮮」に一度も言及しなかった。今年も、哨戒艦「天安」爆沈事件などが北朝鮮の仕業だという事実には言及しなかった。

 「西海守護の日」は、北朝鮮が起こした第2延坪海戦、「天安」爆沈事件、延坪島砲撃挑発で戦死した国軍将兵らを追悼するため、2015年に国家記念日に指定された。文大統領が記念式典に出席したのは、就任以来、昨年に続いて今年が2度目だ。

 文大統領は26日、「われわれは韓半島非核化の原則を順守しつつも、自分たち自身を守るのに十分な世界最高水準のミサイル能力を保有している」と主張した。続いて「政府は平和を守り、平和を作ることができる圧倒的な力を備えるため、絶えず努力してきた」とし、「過去4年、西海で武力衝突や軍事的挑発で傷ついたり命を落としたりした将兵はただの1人もいない」と発言した。

■韓国が信頼できる国1位は米国、警戒すべき国は?

ウォン・ソンウ記者
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