韓国語の校歌、日本全国に鳴り響く

韓国系の京都国際高校、甲子園野球大会初出場…NHKで生中継

韓国語の校歌、日本全国に鳴り響く

 24日、日本で「野球の聖地」と呼ばれる兵庫県西宮市内の甲子園球場。選抜高等学校野球大会(春に開催される甲子園大会)に初出場した韓国系の京都国際高校が延長戦の末、柴田高校(宮城県)に5-4で逆転勝ちした。甲子園の伝統に基づいて、相手チームが不動の姿勢で敬意を表する中、京都国際高校の韓国語の校歌が鳴り響いた。これより前の1回裏の攻撃が終わった後、全出場校の校歌を紹介する伝統に基づき、同校の校歌が初めて甲子園球場で歌われた。校歌は2回ともNHKを通じて日本全国に生放送された。

 三塁側スタンド席に座っていた約1500人の京都国際高校応援団は感激した表情で校歌が放送されるのを見守った。同校の王清一(ワン・チョンイル)元理事長は「韓国語の校歌が放送された時、流れる涙が止まらなかった」と言った。韓国の大学への入学を目指して勉強中だという3年生のクロカワ・アスカさんは「甲子園球場で校歌を聞けて、本当に気持ちが良かった」と笑った。京都国際高校は27日に2回戦に臨むが、この時も再び校歌が放送される。

 選手全員が日本国籍の京都国際高校は同日の試合で、6回まで2-0とリードされていたが、7回表の満塁のチャンスで3得点し、逆転に成功した。その後、柴田高校が1点を返して延長戦に突入したものの、10回に2点を入れて、5対4で勝利した。朴慶洙(パク・ギョンス)校長は「ほかの学校とは違い、グラウンドが小さくて外野練習は別の球場を借りてやってきた。このような状況でも甲子園に進出して1勝するなんて、本当にありがたい」と語った。

■「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、日本は?

東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員
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