英国の大学のキャンパスで20人以上の女性を不法に撮影したとして、英国留学中の韓国人の男子学生(21)が現地の裁判所で有罪を言い渡された。
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1日(現地時間)にデーリーメールなど英国メディアが報じたところによると、ロンドンの南西部ニューモルデンに住む韓国人の男子学生(マンチェスター大学留学中)は、マンチェスターの刑事法廷で22件の盗撮と2件の盗撮未遂の罪を認め、有罪を言い渡された。
ただし裁判所は男子学生に対し、実刑ではなく社会奉仕36か月と無給労働22時間、性犯罪治療プログラム履修を命じた。また、5年間にわたり性犯罪者リストに登録することを宣告した。現地メディアは裁判の結果と共に、男子学生の実名や顔写真なども公開した。
男子学生は2019年11月、マンチェスター大学の学生寮にある女性用シャワー室に盗撮用の携帯電話を設置していたが、これが女子学生に見つかったことで犯罪が発覚。携帯電話は録画中の状態で、黒いごみ袋で覆われていたという。
警察は昨年1月に男子学生を逮捕し、犯行に使われた携帯電話から新たに24件の撮影動画を復元した。ほとんどはマンチェスター大学のキャンパスやその付近で撮影され、動画編集プログラムで編集されていた。
男子学生はエレベーターの中や新入生歓迎会でも女性たちを不法に撮影した。講義に出席する女子学生や、買い物中の女性やバスに乗る女性の姿も盗撮した。スカートの中を撮影するために故意に携帯電話を階段に設置したこともあった。
警察は被害者のうち4人の身元を突き止めた。ある被害者は「本当に気持ち悪いし腹が立つ」として「今回の件で人間関係に問題が生じ、カウンセリングを受けている」と話した。また、別の被害者は「彼が私のプライバシーをこんな形で侵害したということが信じられない」「これからは外出するたびに隠しカメラがないかどうか確認しないといけない」と話した。
裁判では量刑の理由について「被害者たちが被告の行動によって苦痛と怒りを感じている」としながらも「まだ若く、地域社会で管理できるという点を考慮した」と説明した。裁判長は「加害者は長い間一人で孤立していたようだが、明らかな被害者が存在する犯罪」と指摘した。