募金を私的流用、チョ・グク擁護集会主催団体を告発

募金を私的流用、チョ・グク擁護集会主催団体を告発

 2019年にソウル市内の瑞草洞、汝矣島でチョ・グク元法務部長官を擁護する集会を開いた「犬のけんか(ケサウム)国民運動本部」の後援者が同本部の代表を詐欺、公金横領などの疑いで検察に告発した。後援者らは「本部側が20億ウォン(約1億8900万円)に達する後援金を私的に流用し、詳細な使用内訳を隠している」と主張した。

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 同本部の後援者100人余りを中心とする市民団体「透明社会のための市民会」は1月27日、同本部のイ・ジョンウォン代表と後援口座の名義人であるK氏をソウル西部地検に告発した。

 市民会は「イ代表は9回の集会を行い、約20億ウォンを募金した」とした上で、昨年3月にメディアに報じられるまで、ボイスフィッシング詐欺で約4億ウォンの被害を受けた事実を隠し、募金額の精算資料を一度も公開しなかったと指摘した。また、ユーチューブで個人のチャンネルを運営し、スタジオ賃貸費、放送設備購入費などを後援金で賄ったと自ら発言するなど横領の疑いもあることから告発を決めたという。

 これについて、同本部関係者は「会費の募金内訳は会員であれば誰でも事務室で閲覧できるようにしてある。市民会の主張は虚偽だ」と反論した。会費の詳細な支出内訳については、「これ以上の取材には応じない」として、開示しなかった。

ウォン・ウシク記者
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