麻浦区議が真夜中のパーティールームで酒席「オフィスだと思った」…トンデモ弁明が物議

ネットユーザー「人を馬鹿にしている」、民主党員も「党籍剥奪すべき」

麻浦区議が真夜中のパーティールームで酒席「オフィスだと思った」…トンデモ弁明が物議

 韓国政界では30日、「5人以上の集合禁止」という命令に反して、酒席を開き、警察の取り締まりで摘発された共に民主党の蔡宇鎮(チェ・ウジン)麻浦区議の弁明が物議を醸している。

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 蔡議員は28日午後11時ごろ、麻浦区の合井駅周辺にあるパーティールームで酒席に参加し、騒音がするという住民の苦情で警察に摘発された。現場には蔡議員を含め5人がいた。政府はコロナ対策のため、パーティールームなどで5人以上が集まることを禁止している。

 蔡議員は事件後、メディアのインタビューで、「看板がないのでパーティールームだとは知らず、地域の自営業者のオフィスだと思っていた」「自営業者の悩みなどを聞いていて、抜けられなかった」などと主張した。

 そうした弁明が伝えられると、ネットユーザーの間では「とんでもない」とする反応が相次いだ。さまざまなオンラインコミュニティーには「人を弘大のパーティールームも知らない馬鹿だと思っているのか」「政府はコロナ対策を広報しながら、自分たちが守っていない」といった書き込みがあった。民主党員の掲示板にも「大統領が苦労している状況で、党所属の区議は役に立たない」「党籍を剥奪すべきだ」という意見が寄せられた。

 野党も蔡議員を批判している。国民の力のキム・イェリョン広報は「コロナ対策で国民と医療陣の犠牲を求めながら、政権勢力は裏で好きなだけ酒席を楽しんでいる。文在寅(ムン・ジェイン)政権と民主党の表と裏が異なる二重的な姿を赤裸々に見せつけた事件だ」と評した。正義党ソウル市支部のオ・ヒョンジュ麻浦区地域委員長はフェイスブックで「公職者として基本的な防疫守則を守らない点にも腹が立つが、弁明はとんでもないものだ」と批判した。

 蔡議員は同じ地域選出の鄭清来(チョン・チョンレ)国会議員の秘書を務め、18年に民主党から区議に当選した。蔡議員の父である蔡在善(チェ・ジェソン)前ソウル市議も麻浦区議を3期務めた。

チュ・ヒヨン記者
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