法廷拘束に涙ぐむチョン・ギョンシム被告…裁判所「証拠操作の懸念大きい」

　チョ国（チョ・グク）前法務部長官の妻で東洋大学教授の鄭慶心（チョン・ギョンシム）被告が子の不正入試に関する私文書偽造や私募ファンドをめぐる業務上横領などで起訴された裁判で、ソウル中央地裁のイム・ジョンヨプ裁判長は23日、同被告に懲役4年、罰金5億ウォン（約4700万円）などの判決を言い渡し、法廷拘束（在宅起訴された被告に対し、裁判で実刑判決が出た直後、法廷で拘束・収監すること）した。

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　同被告は法廷拘束を予想していなかったのか、裁判長に最後に言いたいことがないかと問われると、涙ぐみながら「弁護人に代理を務めてもらってはだめですか？」と答えた。裁判長がだめだと言うと、「言うことはない」と答えた。同被告はすぐに法廷拘束された。

　本来であれば、同被告はソウル拘置所に行かなければならないが、新型コロナウイルス感染症の集団感染発生により、ソウル南部拘置所に護送された。ソウル中央地検では、特別公判第1チーム所属検事が執行指揮し、ソウル南部拘置所護送チームに同被告の身柄を引き渡したと明らかにした。同被告はソウル南部拘置所に収監されたまま、残りの裁判を受けなければならない。