チョン・ギョンシム被告、夫チョ・グクと共謀…「公正社会の信頼を捨てた」

チョ・グク前法務部長官の妻、チョン・ギョンシム被告に懲役4年

チョン・ギョンシム被告、夫チョ・グクと共謀…「公正社会の信頼を捨てた」

 チョ・グク前法務部長官の妻で、子女の入試不正と私募ファンドによる違法投資など15件の罪で起訴されたチョ・ギョンシム被告(東洋大教授)の判決公判が23日、ソウル中央地裁で開かれ、懲役4年の判決を受け、身柄が収監された。

 今回の判決は、昨年から「チョ・グク問題」として、国論を二分した「チョ・グク一家事件」に対する初の司法判断となる。ソウル中央地裁はチョン被告の入試不正に関しては全て有罪としたほか、私募ファンド関連と証拠隠滅については一部有罪とした。起訴事実のうち11件を有罪とした形だ。

 ソウル中央地裁はチョン被告の起訴事実の大部分を認め、懲役4年、罰金5億ウォン(約4680万円)、追徴金1億3894万ウォンの判決を言い渡した。同地裁はまず、チョン被告が虚偽や経歴詐称など娘のチョ・ミン氏の入試で不正行為に及び、ソウル大と釜山大医学専門大学院の入試業務を妨害したと判断した。チョ・ミン氏のソウル大公益人権法センターでのインターン証明書と東洋大総長による表彰状はチョ・グク氏夫妻が偽造したものであり、公州大、檀国大、韓国科学技術研究院(KIST)のインターン確認書はチョン教授の依頼を受け、虚偽の発行を受けたと認定した。檀国大医科学研究所の論文に第1著者として登載されたことについては、チョ・ミン氏による寄与はなく、同研究所のインターン確認書も虚偽だと判断した。また、ソウル大公益人権法センターのインターン書類偽造、釜山のホテルのインターン書類虚偽作成、チョン被告の東洋大事務所のパソコンの証拠隠滅教唆など3つの罪については、チョ・グク前長官との共謀があったと認定された。しかし、証拠隠滅教唆については、防御権を認め、処罰対象とはしなかった。

■「国別腐敗認識指数」1位はデンマーク&NZ、韓国39位、日本は?

イ・ミンソク記者 , パク・サンギ記者 , チュ・ヒョンシク記者
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