スイスに拠点を置く国際経営開発研究所(IMD)が発表した世界競争力ランキングで韓国が23位に入った。
企画財政部(省に相当)は6月16日、IMD世界競争力ランキング2020年版で韓国が63カ国・地域のうち23位にランクインしたと発表。
韓国は前年の28位から23位へと5ランク上昇し、2000年以降、最も大幅のアップとなった。これは、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、国民の危機対応レベル、保健インフラなどの面において、肯定的な評価を得られたことが一部影響しているものと分析される。
一方、シンガポールは前年に続き今年も1位に立った。2位はデンマーク(昨年8位)、3位はスイス(昨年4位)、4位はオランダ(昨年6位)、5位は香港(昨年2位)だった。米国は10位、中国が20位、日本は34位にランクインした。米国と中国の世界競争力ランキングが前年に比べ下がったのには米中貿易摩擦による国際貿易の悪化が影響しているものとみられる。