文在寅(ムン・ジェイン)大統領と青瓦台がこのほど、慶尚南道梁山市の通度寺近くに退任後の私邸を建てるため1100坪余りの用地と30坪台の住宅を購入していたことが4日、確認された。この土地と住宅は文大統領と金正淑(キム・ジョンスク)夫人、大統領警護処が分散購入した。
本紙が慶尚南道梁山市下北面芝山里平山洞一帯の登記簿謄本を確認した結果、文大統領と金正淑夫人、大統領警護処は4月29日、A氏(67)が所有していた芝山里313番地と363-2~6番地の土地(3860平方メートル=1167.65坪)および2階建ての363-2番地内一戸建て住宅(1階87.3平方メートル、2階22.32平方メートル)を合計14億7000万ウォン(約1億3180万円)で買ったことが分かった。この土地の周辺には地元住民が暮らす民家や外部の人々が建てた田園住宅、レストラン、カフェなどがある。そしてこの土地の前には通度寺が所有する畑があり、その向こうには霊鷲山(標高1082.2メートル)が広がる。
具体的に見ると、313番地(計291平方メートル)のうち、199平方メートルと、363-2番地(383平方メートル)、363-3番地(27平方メートル)、363-4番地(1871平方メートル)、365-5番地(164平方メートル)の土地(計799.81坪)・住宅は文大統領と金正淑夫人が半分ずつの持分で共同所有した。この部分の購入に10億6401万ウォン(約9550万円)かかった。また、313番地の92平方メートルや363-6番地(1124平方メートル)など367.84坪は大統領警護処が持分と所有権を持つものとなっている。この一帯の購入には4億599万ウォン(約3600万円)が使われた。
363-2~5番地には文大統領が退任後に過ごす住宅や庭などが、363-6番地には警護員用宿泊施設や勤務施設などが建てられるとのことだ。