日本の外務省局長が新型コロナに感染、外相記者会見がキャンセルに

東京都内の新たな感染者189人、またも記録更新

 日本の外務省は10日、水嶋光一・領事局長が新型コロナウイルスに感染したと発表した。水島氏は家族がコロナウイルスに感染したため自らも検査を受け、この日陽性反応が出たという。水島氏は8日から在宅勤務を始めていたが、9日から発熱などの症状が出はじめた。水島氏は昨年まで駐韓日本大使館で約3年間、総括公使として勤務していた。影響で茂木敏充外相によるこの日午後の記者会見がキャンセルとなった。日本の外務省は水島氏の陽性判定を受け、水島氏の最近の濃厚接触者を対象に感染確認を行っている。

 この日は東京都でコロナの新規感染者が189人を記録した。連日1日の感染者数が最高記録を更新し続けている。しかも新規感染者の77%にあたる147人が感染経路がわからないため、危機感も高まっている。感染源がわからなければ、また別の感染可能性を遮断することが不可能になるからだ。

 日本政府は8日から7都府県を対象に非常事態宣言を出し、事態の収拾に乗り出しているが、それでも混乱は続いている。中央政府と自治体が営業中止対象をめぐって意見が一致せず、10日なって営業中止対象が決まったと発表した。これによって公演施設、教育施設など6つの業種は閉鎖することになったが、自治体が要求してきた居酒屋や理美容店などは営業中止リストから除外された。

東京=イ・テドン特派員
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