韓国最大野党・未来統合党の朴亨埈(パク・ヒョンジュン)共同選挙対策委員長は27日「放送通信委員会がTV朝鮮とチャンネルAの再承認を総選挙後の4月20日に保留したのは、批判メディアにくつわをかませる意図」と発言した。前日に放送通信委員会はTV朝鮮・チャンネルAが再承認の基準点となる650点以上を獲得したにもかかわらず、公正性などの理由で総選挙後に再承認の決定を先送りした。朴委員長はこの日開催された選挙対策委員会の会議で「TV朝鮮・チャンネルAは総点で承認要件を充足したが、放通委が公正性に問題ありとして再承認を先送りしたのは本当にあきれる」「進歩左派の人物で構成された評価団の意見を根拠に(再承認を)保留した意図は目に見えている」と指摘した。その一方で「この政権が発足してから公営放送がいかに不公平で政権を庇護してきたか、(国民は)よく知っている」とも主張した。
国会科学技術情報放送通信委員会所属の朴大出(パク・デチュル)未来統合党議員もこの日自らの考えを表明し「再承認が保留された2つの総合編成チャンネルに対し『選挙の時は立場をわきまえてこびへつらえ』という意味だ」として「(放通委の再承認保留は)国民の目と耳を惑わせ、選挙に有利な環境を作ろうとする企みに過ぎない」と主張した。さらに「文在寅(ムン・ジェイン)政権が望む公正性は『コード性』、公的責任は『テンムンニュース(最初に文大統領のことを報じるニュース)』に忠実になれということか」と指摘した。