昨年11月、面接点を0点で処理
日本の安倍晋三首相が就任した後、特別扱いを受けて新設されたとの疑惑が持たれている岡山理科大学獣医学部(愛媛県今治市)が昨年、韓国人受験生8人を面接で一律に0点と処理して全員不合格にしたと日本の週刊誌「週刊文春」が5日、報じた。
同誌は岡山理科大学を運営している学校法人「加計学園」の幹部職員・武田晶氏(仮名)が公開した内部文書を根拠に報道した。この報道によると、昨年11月に実施された同大学獣医学部A方式推薦入試で、韓国人受験生8人全員が面接で0点となり、不合格だったとのことだ。
獣医学部の教授陣は「日本語でのコミュニケーションが著しく困難だった」と学内で説明したという。しかし、武田氏は「すべて日本語で記された科目試験で満点に近い優秀な成績を収めた学生もおり、韓国人受験者全員が、日本語に不自由だという説明は不可解極まりない」「公平公正を重んじなくてはいけない入試で、国籍差別が行われている事実に怒りを覚える」と語ったとのことだ。加計学園は安倍首相の友人である加計孝太郎氏が理事長を務めている。