安哲秀元議員が正しい未来党を離党、中道新党の結党を示唆

 安哲秀(アン・チョルス)元議員が29日、「孫学圭(ソン・ハッキュ)代表の正しい未来党を再結党することは不可能だ」とし、正しい未来党を離党した。前日に孫代表が辞任要求を拒否したことを受け、2年前に自らが結党した党を離れることにしたのだ。この結果、ユ・スンミン議員に続いて安氏まで、正しい未来党結党時の主役たちが孫代表に追いやられた形で離党することとなった。

 安氏は「実用的な中道政党が合理的な改革を追い求めれば、韓国社会における不公正と既得権も撃破できるだろう」と述べ、新たな中道政党を結党する意向を明らかにした。独自の勢力形成を目指す安氏が今後、野党統合に向けた話し合いに加わるかという点が、4月に予定されている国会議員選挙での変数になるとの見方も出ている。

 安氏はこの日、国会で会見を開き「悲痛な思いで正しい未来党を離れる」「党は地方選挙後、再建の基盤を築くことができず、選挙まで77日しかない現時点で予備候補者がわずか20人という惨憺(さんたん)たる現実に直面している」と指摘した。

 安氏は「憎悪と分裂を乗り越え、和解と統合の政治へと未来を切り開こうとする私の初心は、時間がたつほど明確になりつつある」「私の道はより険しく孤独だろうが、初心を失わず人事を尽くして天命を待ちたい」と語った。

ウォン・ソンウ記者
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