「予備違法漁業国」の汚名そそいだ韓国

米、指定から125日で解除

 韓国海洋水産部が21日(現地時間)、「米国の海洋大気庁が韓国を『違法、無報告及び無規制(IUU)漁業国』の予備指定から解除した」と発表した。昨年9月に米国が韓国を予備IUU漁業国に指定してから125日にしての解除だ。

 米国は「2017年12月に韓国の遠洋漁船2隻が封鎖された南極海域の漁場で操業し、『南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)』の保存措置に違反した」という理由で、韓国を予備IUU漁業国に指定していた。「韓国遠洋産業発展法上の罰金刑規定では、違法漁業を抑制するのが容易でない」というのが米国側の主張だった。

 これに対して韓国政府は、国会と協議して課徴金制度の新設などが盛り込まれた遠洋産業発展法改正案を提出、昨年10月にこの改正案が国会で可決された。このため、米国は改正遠洋産業発展法が違法漁業を効果的に抑制できるかどうかを検討していた。

アン・ジュンヒョン記者
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