あまりにもそっくり、中国コピーゲームに韓国業界は我慢の限界

 韓国のゲーム開発業者が中国製の「コピーゲーム」に対し、訴訟という強硬手段に出た。韓国のゲーム業界が中国を相手にけんかを仕掛けるのはかなり異例のことだ。中国製のコピーゲームは2000年代初めに韓国のゲーム開発業者が中国市場に進出したころからの慢性病だ。しかし、中国という世界最大のゲーム市場を失いかねないと考え、韓国メーカーは様子をうかがってばかりだった。コピーゲームの存在を知りながら、見てみぬふりをすることが一種の慣行となっていた。訴訟にも消極的だった。モバイルゲームの平均寿命は6カ月から1年にすぎないが、訴訟には2-3年かかる。勝訴したとしても、原作ゲームは既に市場から消えており、得るものはないからだ。

 しかし、現在は強硬な立場に転じた。パクりの程度が臨界点を超えるほど深刻になったからだ。それに中国が最近3年間、韓国のゲームに新規許可(版号)を出していないことも韓国ゲームメーカーの態度変化のきっかけになった。ゲーム業界関係者は「中国は既に『失った市場』になって久しく、これ以上顔色をうかがう必要もない。原作ゲームが世界市場でコピーと競争しなければならない笑えないケースも多く、これ以上傍観することはできなくなった」と話した。

オ・ロラ記者
前のページ 1 | 2 | 3 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲衣装が違うだけでそっくり。どちらが韓国製ゲーム?--中国のゲームメーカー、ULUゲームズの「アルカ」の広告画面(右)と韓国のゲーム業者スマイルゲートの「ロストアーク」のイメージ/スマイルゲート、ULUゲームズ
  • あまりにもそっくり、中国コピーゲームに韓国業界は我慢の限界
  • あまりにもそっくり、中国コピーゲームに韓国業界は我慢の限界

right

あわせて読みたい