スイスのバーゼルで26日(韓国時間)に閉幕した「2019バドミントン世界選手権」は「日本の天下」だった。メディアセンターは常に50-60人の日本の報道陣でごった返していた。中継権を持つテレビ朝日から来た人員だけでも20人以上いた。
日本は今大会で男子シングルス(桃田賢斗)と女子ダブルス(永原和可那、松本麻佑組)が優勝するなど、金2・銀3・銅1を獲得した。昨年中国・南京で行われた世界選手権(金・銀・銅各2)の成果を上回った。
これはアテネ五輪直後に赴任した朴柱奉(パク・ジュボン)日本代表監督(54)が起こした変化だ。1992年のバルセロナ五輪男子ダブルス金メダリストである朴柱奉監督は、現役時代に国際大会最多優勝(72回)でギネスブックに名前が載った「レジェンド」だ。朴柱奉監督が指揮を執るまで五輪メダル一つなかった日本は、その後2回の五輪で金・銀・銅を取り、2014年にはトマス杯(男子団体選手権)優勝トロフィーも初めて手にした。
オオツカ・マイTBS記者は「朴柱奉監督の『バードジャパン(シャトルが羽で作られていることにちなんだバドミントン日本代表の愛称)』は来年、東京で羽ばたくでしょう。5-6個のメダルを期待しています」と語った。日本のメディアでは朴柱奉監督のことをよく「神様」と呼ぶ。バドミントンの神という意味だ。