大荒れ韓国国会、カッとなった文喜相議長が女性議員の顔に…

 すると、文議長は「脅したからと言ってどうにかなることではない。軍部独裁政権が拷問した時も、私は信念に従ってやった。ここで、首にナイフが当てられても脅しに従ってはならない」と声を荒らげた。これに対して自由韓国党議員は「規定を守るつもりがないなら職を辞せよ」と言い、文議長も「議員を辞任しろ」と言い返した。

 文議長が議長室を出ようとして自由韓国党の議員たちに阻止された時、セクハラ騒動が起こった。自由韓国党中央女性委員会の委員長を務める宋熹卿(ソン・ヒギョン)議員は「文議長が林利子(イム・イジャ)議員=自由韓国党=のおなかの部分を両手で触り、林議員が『こんなことをしたらセクハラだ』と強く抗議したところ、『こうすればいいのか』と再び両手で林議員の顔を2回も手で覆った」と主張した。文議長は謝罪の意向を明らかにした上で、警護員に守られて議長室を出ていった。自由韓国党は緊急議員総会を開いて文議長に辞任を要求、同党中央女性委員会は性暴行への抵抗の意味を込めて白いバラを手に辞任要求会見を開いた。イ・ゲソン国会報道官は声明で、「その場を離れようとして体が触れたのを『セクハラ』だと言われたので、(文議長が)カッとなってほおを手で触ってしまったものだ」と説明した。

 文議長はこの日、「低血糖ショック」を理由にソウル市内の汝矣島聖母病院に入院、林利子議員も「精神的なショック」を理由に同市内のセブランス病院に入院した。議長室関係者は「ひどい衝撃を受けて低血糖ショックに陥った」と語った。林利子議員は「単なるセクハラ問題ではない。責任を問うつもりだ」とコメントした。自由韓国党は選管常任委員会の政治改革特別委員会と高位公職者不正捜査処・捜査権調整法案常任委員会の司法制度改革特別委員会の会議室、国会本会議場前などを占拠し、二日間連続で徹夜の座り込みを続けた。

イ・スルビ記者
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