韓国環境部(省に相当)は8日、地方自治体と協力して「違法廃棄物」に対する特別点検に乗り出す方針を明らかにした。先日フィリピンに6500トンものプラスチックごみが違法に輸出され、国際社会で大きな問題となったためだ。
環境部と各自治体は今月までの予定で、全国に4700カ所ある放置廃棄物発生が懸念される事業場の特別点検を行っているという。これとは別に昨年11月に廃棄物回収業者が密集する首都圏の76カ所で集中取り締まりを行ったところ、廃棄物保管所の他に保管24件、許容量超過3件など、47件の違反が摘発された。
最近問題となっているプラスチックごみの違法輸出と関連して、環境部は同じような問題の発生を事前に防止するため、プラスチックごみの輸出申告を行った企業100社を対象に、事業場や港に保管中のコンテナなどに対する全数調査も実施している。