6日午後5時40分ごろ、京畿道始興市のマンションの一室で1歳女児が室内で飼育されていた韓国在来種の犬、珍島犬に首をかまれ死亡する事故があった。
珍島犬は事故があった家庭で飼われていたもので、女児がいた部屋には入れないように高さ1メートルの鉄製フェンスが設置されていた。事故当時、女児の母親(26)が女児と外出するため、フェンスの扉を開けたところ、犬が突然女児に駆け寄り、首にかみついた。母親は止血しながら119番通報し、女児は水原市内の病院に搬送されたが、3日後の9日夕に死亡した。
始興署は女児の両親が犬を室内で飼う上で必要な安全措置を講じていたかどうか調べている。珍道犬は7歳で体長が1メートルほどあった。捜査関係者は「女児をかんだ珍道犬は大型犬で、外に散歩に出かける際には首輪のほかに口を覆う器具を装着しなければならないが、室内の場合はそうした規定がない」と話した。
自宅で飼育していた犬にかまれ、飼い主が死亡する事故は先月4日、忠清南道泰安郡でもあった。70代の高齢者が庭で飼っていた2歳の珍島犬に顔などをかまれ死亡した事故だった。7月には慶尚北道安東市で一人暮らしの70代の高齢者が飼っていた豊山犬と呼ばれる犬にかまれ死亡した。韓国消費者院によると、ペットの犬にかまれる事故は2011年の245件だったが、15年に1488件、16年に1019件を数えた。今年も今月8日までに1046件が報告されている。