慶尚南道内の小学校に勤務していた女性教員(32)が最近、男子児童(12)と性的関係を持ったとして逮捕された。問題の女性教員は低学年の担任だったが、今年3月に校内での体験学習の時間に男子児童と出会った。6月ごろには男子児童の携帯電話に「愛している」などといったメッセージを送り、児童が何ら関心を示さないため、自分の半裸写真を送るなどした。その後、女性教員は放課後の教室に男子児童を誘い込み、性的関係を持った。さらに、教室や乗用車内で数回関係を持ったという。
警察は家族の通報を受け、教師を逮捕した。女性教員には夫と子どもがおり、取り調べに対し、「ハンサムだったので、知らないうちに好きになっていた。両思いだった」などと供述しているという。しかし、被害児童は今回の事件のショックでカウンセリングや病院での治療を受けている。女性教員は今月初めに職場から外された。
警察は女性教員に13歳未満の未成年者と性的関係を持った場合を処罰対象とする「未成年者擬制強姦罪」を適用する方針だ。捜査関係者は「13歳以上の青少年との性的関係が相互の合意に基づき行われたならば、立件は難しいが、擬制強姦罪では被害者の同意があったとしても犯罪として処罰される」と説明した。
慶尚南道教育庁は「衝撃的な事件について、心からおわびしたい。教員による性犯罪は一発アウトで厳正に処理していく」と説明した。