ヌーディスト向けペンション、住民反対で閉鎖 /堤川

 韓国中部の忠清北道堤川市でひっそり営業していたヌーディスト向けペンション(通称ヌードペンション)が住民の強い反発で閉鎖に追い込まれた。

 保健福祉部(省に相当)は3日、堤川市鳳陽邑鶴山里で営業していたヌードペンションは宿泊施設に該当するもので、無届けでの宿泊施設経営は公衆衛生管理法違反だとし、管轄の堤川市保健所に対し、問題のペンションの閉鎖を指示した。

 問題のペンションは、2008年から「農漁村民泊法」に基づく届け出で営業してきたが、11年に住民の相次ぐ抗議で廃業した。しかし、最近になって自然主義を掲げるヌーディストがインターネットで会員を募り、入会金10万ウォン(約9700円)、年会費24万ウォンで毎週金曜午後から日曜まで同ペンションを使用していた。地元住民は田舎の雰囲気に合わないとして、強く反発していた。

 堤川警察署は問題のペンションを宿泊施設と見なし、無届けの宿泊施設として処罰できるか職権で解釈を下すことを保健福祉部に求めていた。これに対し、保健福祉部は宿泊施設に該当するとの判断を下した。保健福祉部のペ・ギョンテク口腔生活健康課長は「ヌードペンションは宿泊施設のように誰でも会員になることができる上、宿泊料に相当する入会金と年会費を納付すれば、自由に利用できるため、宿泊施設だと判断した」と説明した。

キム・ソンモ記者 , 堤川(忠清北道)=シン・ジョンフン記者
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