韓日関係の専門家で世宗大学教養学部教授の保坂祐二氏(60)が最大野党「共に民主党」文在寅(ムン・ジェイン)元代表の大統領選挙陣営に加わった。日本で生まれ、韓国国籍を取得した保坂教授は「独島(日本名:竹島)は韓国領土だ」と主張していることで知られている。
文在寅陣営の人材招聘(しょうへい)委員会は18日、プレスリリースで保坂教授が同陣営に加わることを発表した。
文在寅氏側は「文在寅氏は2016年の総選挙当時にも保坂教授の招聘に力を入れたが、このほど同教授の参加意思を確認した。保坂教授は文在寅陣営で北東アジア外交関係や韓日関係の政策諮問を担当する予定だ」と明らかにした。
保坂教授は昨年、文在寅氏の総選挙出馬の誘いを断った。しかし、今回の大統領選挙で対日外交や民族問題の専門家としての陣営に加わることにしたとのことだ。
保坂教授は東京で生まれ、東京大学工学部に通っていたが、1988年から韓国で韓日関係研究を続け、2003年に韓国国籍を取得した。高麗大学大学院で政治外交学の修士号と博士号を取得、韓日関係や独島問題を専門としており、独島領有権問題などにおける権威だ。
保坂教授は15年12月28日に韓日間で行われた「従軍慰安婦合意」について「不可逆的な条約ではない」という見解を表明している。