全羅南道木浦警察署は、同道内の離島にある小学校の職員官舎で、20代の女性教諭に対し性的暴行を加えたとして、P容疑者(49)、K容疑者(38)、L容疑者(34)の島民3人に対し逮捕状を請求した。3人のうちP容疑者ら2人は、被害者が勤務する小学校に子どもを通わせる保護者だったことが分かった。
P容疑者らは先月21日夜、P容疑者が経営する飲食店で、被害者の女性教諭と飲酒を伴う会食をした。今年3月に島の学校に赴任し、一人暮らししていた女性教諭はこの日、飲食店で一人で食事していたが、P容疑者らとあいさつを交わし、一緒に食事することになったという。容疑者らは女性教諭に酒を勧め、女性教諭が酒に酔って眠ると、自宅に送ると言って、おぶって官舎に連れていき、犯行に及んだ。官舎では女性教諭のほか、3人の同僚が生活していたが、事件当日は土曜日のため不在だったという。
女性教諭は22日未明、警察に届け出て、その後病気休暇を取り治療を受けている。国立科学捜査研究院による鑑定の結果、女性教諭が加害者として名指しした3人のうち2人のDNAが検出された。残る1人は容疑を否認しているという。