韓国の「報道の自由度」が70位とランキングを下げ、過去最低の順位になった。
これは、国際的なメディア監視団体「国境なき記者団」(RSF)が20日に発表した「報道の自由度」ランキングで、韓国が10位も順位を下げ、過去最低を記録したことが分かったもの。韓国は調査対象国180国中70位にとどまった。
韓国の「報道の自由度」の順位は、2002年に集計が始まってから06年には31位まで順位を上げたが、13年は50位、14年に57位、15年に60位と下落傾向を続けている。
「国境なき記者団」は「最大7年の懲役を言い渡せる名誉毀損(きそん)罪がメディア自己検閲の主な理由だ。北朝鮮との関係についての公開討論は、国家保安法の妨害を受けている。これはインターネット検閲の主な原因でもある」と論評した。
北朝鮮は昨年と同じく、全180カ国のうち179位と最下位グループに入った。北朝鮮のほかには中国(176位)、シリア(177位)、トルクメニスタン(178位)、エリトリア(180位)が最下位グループだった。
日本もメディアが安倍政権について自己検閲をしているという理由で72位にとどまった。