ソウル冠岳警察署は14日、車線変更をしようとしたのに道を譲らず、クラクションまで鳴らされたため気分を悪くしたとして、一人で運転する女性ドライバーに対し報復的な運転をした容疑(特殊脅迫)で、S容疑者(23)を書類送検した。
警察によると、S容疑者は先月29日午前1時30分ごろ、ソウル市冠岳区の奉天交差点付近で車線を変更しようとした。ところが、左側の車線を走行していた30代の女性ドライバーAさんが道を譲らず、クラクションを鳴らしたため、S容疑者は幅寄せをして進路を妨害するなど、脅迫的な行為をした。また、自分の車を避けようとするAさんの車を追い越して急ブレーキを掛けたり、下り坂でAさんの車を一番右の第3車線に追い込んだりした。さらにAさんの車が赤信号で止まると、S容疑者は車を降り、Aさんの車の窓をたたいて威嚇した、恐怖を感じたAさんがUターンすると、S容疑者もUターンして後を追い、報復的な運転を続けた。S容疑者が報復的な運転をした距離は5キロ以上に及んだ。
警察の関係者は「運転中に他車から報復的な行為をされた場合は、運転し続けず、一番右の車線に停車してドアをロックし、警察に通報してほしい」と呼び掛けた。