韓国女優と貸金業者の援助交際、暴行騒ぎで露見

　2月16日午前10時ごろ、ソウル江南署で警察に「男に凶器で脅されている」という女性からの通報があった。江南区駅三洞の女性宅に急行した警察は住人のAさん（33）をこぶしや足で暴行し、凶器で脅したとして、B容疑者（39）を逮捕した。

　調べによると、Aさんは2013年に地上波テレビ局のドラマに脇役を務め、昨年にはケーブルテレビ局のドラマにも出演したタレントであることが分かった。国際映画祭での受賞歴もあった。一方、B容疑者は貸金業者を経営している。

　2人は同日午前5時ごろ、Aさん宅で口論となった。AさんがB容疑者のスマートフォンにわいせつ動画があるのを見つけて口論になり、その過程でB容疑者がAさんを暴行したことが分かった。

　Aさんは2人の関係について、「援交関係だ」と答えたという。AさんはB容疑者と交際して1年ほどになり、B容疑者から数億ウォンを受け取っていたと話した。B容疑者も本紙の電話取材に対し、「警察の取り調べで、援交関係だと供述したのは事実だ。Aさんとは全てなかったことにすることで合意した」などと説明した。

　B容疑者はAさんが処罰を望まない意向を示したために釈放され、在宅のまま取り調べを受けている。捜査関係者は、交際の代価を受け取る援助交際を売買春とは見なせないとの大法院（最高裁に相当）の判決も出ており、2人を売買春容疑で処罰するのは難しいとの見方を示した。