男児の女湯入場、韓中日で年齢制限バラバラ

 韓国公衆浴場業者中央会は、銭湯などの女湯に入場できる男児の年齢を「満5歳未満」から「満4歳未満」に引き下げるよう政府に要請した。満4歳にもなれば「分かることは全部分かっている」というのが理由だという。韓国と同様、公衆浴場に入る文化のある日本と中国では何歳から男児が女湯に入るのを禁止しているのだろうか。

 公衆浴場のことを日本では「銭湯」、中国では「澡堂」と言う。銭湯は「お金を払って入る風呂」、澡堂は「洗う場所」という意味だ。日本の年齢制限は地域条例によって違うが、一般的には「満9歳以下」と規定されている。最も厳しい京都で「満6歳未満」だ。北海道は「11歳未満」と最も緩い。面白いのは、男児が女湯に入ることは規制しながらも、清掃のためなら女性従業員は女湯にも男湯にも出入りできるということだ。混浴の伝統が根強く残っている地域では、特に規制を設けずに各公衆浴場の判断に任せている。ただし、混浴OKになっていても大事な部分はタオルで覆い隠す習慣があるため、欧州のヌーディストビーチのような雰囲気ではない。

 中国でも各地方政府が条例を作ったり、ホテルのスパなど高級公衆浴場では独自の基準を適用したりしている。例えば、河南省衛生庁は3月、「満3歳未満」の制限政策を導入・実施している。ハルビンの四つ星クラスのホテルでは入り口に身長制限があることを表示し、身長80センチ以上ならそれぞれ男女に分かれて入るよう説明している。この基準は日本はもちろん、韓国よりもはるかに厳しいものだ。鄭州にある公衆浴場も、壁に赤い文字で「身長120センチを上回る男児は女湯に入ることを禁止する」と告知している。

ユ・マディ記者
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