米国産牛肉:狂牛病騒動あおった45歳獣医師が変死

ホテルで遺書発見、動物用麻酔薬使い自殺か

米国産牛肉:狂牛病騒動あおった45歳獣医師が変死

 2008年、米国産牛肉の輸入再開に対して狂牛病(牛海綿状脳症〈BSE〉)の恐怖をあおった「国民の健康のための獣医師連帯」政策局長のパク・サンピョ氏(45)が、ホテルの客室で死亡しているのが見つかった。警察は、現場から動物用の麻酔薬や注射器などが発見されたことから、パク氏が自殺を図ったものと推定している。

 ソウル中部警察署は「今月19日午後1時30分ごろ、ソウル市中区乙支路のホテルの客室のベッドで、パク氏が死んでいるのを従業員が発見し、警察に通報した」と20日発表した。警察は、パク氏の手帳から「経済的な問題で困難に直面しており、家族にすまない」という文章を見つけた。

 パク氏は米国産牛肉をめぐる騒動の際、テレビの討論番組にパネラーとして出演するなど、輸入反対の主張を繰り広げた。

キム・ヒョンウォン記者
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